アリクイ最強説

「つのだじろうが語る大山倍達」
id:gryphonさん経由にて発見。「空手バカ一代」初期の作者であるつのだじろう先生が、実際に極真を習っていたというのは驚きですが、やはり個人的には、藤子A先生も一緒に習っていた(!)事に注目。全くもって結びつかないんですが。
しかし流石にキツすぎる稽古は辛かったのか(自分の漫画にも関係もないし)、2ヶ月で「海外旅行に行く」事を理由にトンズラした我孫子氏。その時の言葉がまさにアビコイズムが滲み出るイイ言葉なので引用しますよ。

「おれ、田舎に帰ったんだよ。おれの実家はお寺だろう。 いまの住職が、合気道をやっていてね。俺も極真空手をやっているんだ…と云ったら、どのくらいの腕か、試合 をしようか?と云われ、受けて立ったんだが、イチコロでやられた。空手より合気道の方が強いから、おれ稽古に行くの、辞めるわ!」

アビコ理論炸裂。なんか実際の顔より、怪奇短編とかまんが道(あすなろ編)あたりのササクレ立ったタッチの絵が浮かんできますよ。極太枠線で黒ベタフラッシュをバックに、無邪気フェイスで。当然、口の形は「Σ」で。
更に、つのだ氏は2年稽古に通って、大山総裁からの「名誉初段」送呈の言葉を断り、実力で初段を取ろうとするのですが(後に怪我により挫折)、一方の我らがアビコ先生といえば、

藤子不二雄A君は 「初段」として立派に登録されており、私の名前はないのだと聞く…

最高です。

おこられるかな?

…いやー、ぼくは、こういう実に人間らしい部分も含めて、藤子不二雄両先生が大好きなんですよね(へたくそなフォロー)。