「ハウルの動く城」の感想みたいな文章

一応ネタバレするとマズいので注意して下さい。










  • 千日前・道具屋筋の映画館で鑑賞。スクリーンは小さめだけど気にしない!
  • 初日の19時からの回で、席は7〜8割くらいの入りでした。入場できないんじゃないかと思ってたんでちと以外。
  • この映画を観た人が殆どこの感想を持つと思うんだけど、「木村拓哉、けっこうやるやんか」。多少一本調子の所があったとはいえ、殆ど違和感は無かったですよ。
  • やっぱ倍賞さんが18歳を演じるのは辛なーとか思った。若いときは若い役者の方が「老いてしまった」コントラストを出すためにいいと思うんだけど。
  • それにしても莫大な予算をかけて「お婆ちゃん三つ巴大決戦(グランマ・3ウェイダンス)」を創ってしまう駿御大はやっぱ凄い。おはようからおやすみまでロリから老婆まで。
  • 「婆ちゃんが主役」という点では「スプーンおばさん」以来か。
  • 「肉のたるみ」の表現が強力です。
  • 話はかなり説明不足な所があったりして。それも含めて「海外の絵本」っぽい話ではあるんだけど。それでも色彩と構図と動きでもたすのが凄いというか狡いというか。
  • 何故ハウルは溶ける? カルシファーの素になった「光」は何? あの子供は何故ハウルと一緒にいるの? あの犬は結局何のためにいたの?
  • 「お婆ちゃんになったソフィーが曲がった腰をポキポキ言わして痛がる」という描写が2回程あったのに、いつの間にか背筋が伸びたりしてた様な。
  • おそらく「恋をすると気持ちが若くなる→自意識の中では自分の姿も若くなる→気持ちが強くなればなるほど若さも増していく」ということを絵で表してるんだろうけど、カットごとに何の説明もなく若くなったり老けたりするのはどうなんだろう。ストレートな表現過ぎて面白かったけど、「居心地の悪さ」を感じる人もいるかも。主役の顔が一定してないんだもんな。
  • 「動く城」の表現の仕方は好き。「みんなのうた」で年に1本くらいひっそり放映される実験アニメみたい。
  • 大泉洋が! あんな所に!
  • 後半の展開は「うしおととら」を思いだしたな。
  • たっぷり人が死んでそうな(殺戮描写は一切出ないけど)戦争が、あんな軽い感じで(つうか一言で)片づいちゃって良いのだろうか。
  • 確かにラストは「とってつけたようなハッピーエンド」ではある。
  • かかしの存在なんてまさにとって付けた設定にしか見えないもんなあ。
  • とかなんとか色々書いてますが、十分面白かったですよー。