森雪之丞作詞デビュー曲&志村加入後初シングル

そんな最中、ipodにたまたま入ってた「ドリフのバイのバイのバイ」という曲に心奪われてしまいました。
生楽器ディスコな演奏、怪鳥音(すわしんじかと思ったら、志村の声だそうで。20代志村の爆発力!)という当時(1976年発売)の流行を取り入れながらも、メインはスウィート過ぎてグロテスクな加藤茶のヴォーカル、そしてショボクレマインド溢れる歌詞と、やっぱり自分が物心付いてから観てたのは「志村の全盛期」であり「ドリフの全盛期」ではなかったんだなあと改めて思った次第であります。



id:simonger2004さんの解説が素晴らしいので一部引用。

(キングをいかりやだとすると)エース・オブ・ドリフ、志村けんが、おそらく初のエクスプロードを見せたナンバーが、「ドリフのバイのバイのバイ」だろう。
曲が始まった途端、爆発する志村の「ワアアアアアアアオ!」。ワウギターの作り出す粘り気のあるグルーヴが霞むほどのインパクトだ。あっけにとられる間もなく炸裂する「グエエエエエルオオオオップアアア」というシャウト。JBの「ゲロッパ」とはまた違う意味で高揚させられる。このパワーには、さすがの加藤茶もあてられたのか、1コーラス目、少々チルアウトしたヴォーカライゼーションをみせる。その間を縫うようにシャウトし続ける志村。D-ファンク得意の全員ユニゾンをはさみ、ギターソロへ。しかし、そこでおとなしくしている志村ではない。「ワアアアアオ、ダイナマーイト!」ヘイ、ダイナマイトなのはあんただゼ志村。
と、語っても語り尽くせぬ、いわばマグマのみなぎる地底からの燃ゆる一撃が、この「ドリフのバイのバイのバイ」。

超聴きたくなるレビューだ。ドゥザハッソゥ!